奈良に犬連れおでかけ観光旅行 興福寺~東大寺~薬師寺~法隆寺 世界遺産とペットと食事が出来る店




広大な奈良公園は鹿の楽園

東大寺周辺には多くの駐車場がありますが、奈良県警察本部横の「奈良登大路自動車駐車場」が平日2時間まで無料、一日1,000円なので便利です。

地下駐車場もあるので真夏でも安心です。ここを本拠地として東大寺~春日大社~ならまち散歩も行動範囲になります。


駐車場を降りると鹿だらけ。とにかく鹿が多いです。犬を連れていると基本的に鹿に警戒されるので注意が必要です。


興福寺の境内はリードで犬連れOK

朝のジョギングで走った事があるのですが、時間帯によっては鹿のフンだらけの時があるので足元注意で歩きましょう。

常に掃除している人がいるイメージです。


平城京遷都が行われた和銅3年(710)に藤原不比等が氏寺として創建した興福寺は法相宗大本山の寺院です。

門がなく、24時間出入りが自由なので鹿が境内を普通に散歩しています。


建物の殆どが国宝や重要文化財に指定されていて、聖武天皇や光明皇后らが伽羅を建立しています。ワンコは建物内には入れません。

西国三十三所巡りの第九番 南円堂。いつか西国三十三所巡りをしたい・・・。


東大寺大仏殿の中は抱っこで犬連れOK

南大門の前。緊急事態宣言が解除され修学旅行の生徒たちがいっぱいです。人がいない時を狙って撮影しているのですが、道路を塞ぐほどの人だかりが出来ていました。


南大門を守る金剛力士像は巨大で迫力があります。


東大寺のような有名所が犬OK!なのは驚きなのですが、奈良県は鹿の関係もあり犬に寛容な土地柄のようです。


東大寺の横にも鹿はいっぱい!


入場料600円(コタ君無料)を払って内部に潜入です。抱っこは疲れるのでドッグリュックを使っています。

水族館、ロープウェイ、リフト、船など犬の身体全体を隠す必要がある施設もあるので、ドッグスリング、バギーでは入れない場所があります。

犬が出ないか触って確認された事があるので注意が必要です。メッシュで顔が見えるタイプを選びましょう。


修学旅行の定番の場所。犬連れで来る日が来ようとは・・・。

国宝の大仏殿は世界最大級の木造古建築物でもあり、現在の建物は江戸中期の三代目になります。

幅約57m、奥行き約50m、高さ約48mもある巨大な建築物。瓦は約11万枚も使われていて、重さが約1500tもあります。創建時の正面幅は今の約1.5倍で、約88mもあったそうです。


奈良のシンボルとも言える東大寺の大仏(盧舎那仏坐像)を本尊とする華厳宗大本山。


大仏の像高14.98m、頭部5.33m、目長1.02m、耳長2.54m。

これに対抗するには?お台場にあったガンダムやダイバーシティ東京にあるユニコーンガンダムしかない!!

日本人が巨大ロボットに憧れる理由はもしかして・・・。


大仏の隣には虚空蔵菩薩が鎮座しています。こちらも巨大。


廣目天が大仏殿を守護しています。反対側には多聞天も鎮座しています。日本人は昔から巨大なものに畏敬の念を抱いていた民族だと思う。


大仏と虚空蔵菩薩の裏側。


如意輪観音も鎮座しています。

リボルテックタケヤの仏像シリーズは秀逸だから欲しくなる。


正倉院~二月堂~法華堂(三月堂)~若草山

東大寺の少し北にある世界遺産の正倉院。奈良時代に建てられ、聖武天皇の集めた品を保管してあります。歴史の教科書でしか見たことがないので何気にうれしい。


法華堂(三月堂)の横にも鹿が普通にいます。鹿が大切にされている証拠。


二月堂は修二会(お水取り)が行われるお堂です。旧暦2月に行われていたので二月堂と呼ばれるようになりました。


修二会(お水取り)は奈良時代から続く東大寺の法会。3月1~14日の期間中、毎夜行われる「お松明」で有名です。


二月堂からは奈良の町並みを見ることが出来ます。


法華堂(三月堂)は東大寺の現存最古の建物で、奈良時代の寄棟造。

堂内にある10体の仏像は全て奈良時代の作の国宝です。


若草山は芝生に覆われた山で、入るには150円必要。少し登ると奈良公園から市街地まで見渡せるので人気の場所。


観光客から餌をもらえるので鹿はどこにでもいます。


ペット連れで食事が出来る店

春日大社近くにある「水谷茶屋」。テラス席はワンコ連れOKなのですが、今日はお休み?


春日大社は犬連れNGな場所

平城京の守り神として奈良時代に建てられた春日大社。内部はワンコ連れNGでした。


巫女さんの衣装が本格的だった。何か神事が行われているのかも。


ならまちを散歩

興福寺の南に広がる「ならまち」には昔ながらの町家が並ぶ場所です。

奈良の旧市街地で、元興寺の旧境内を中心とした一帯を指しています。その歴史は元興寺や興福寺の門前町だった奈良時代に始まり、奈良を代表とする商業地となりました。


商店街もあるのでちょっと散歩してみました。


お腹が空いたのでお団子で休憩。


「町家空間」店が奥まで色々あるみたいですが、犬は不明です。


奈良町資料館は抱っこで犬連れOK

散歩していて見つけた「奈良町資料館」。


無料で犬連れOKとなれば行くしかないでしょ!


入口付近には小物が売られていて、奥に奈良に伝わる民具や皿、仏像があります。


巨大な皿が無造作に置いてあり、不思議な空間です。


江戸時代から大正時代の看板など、貴重な資料が展示されています。奈良町のガイドMAPが無料でもらえるので散歩のお供に便利です。


奈良町にぎわいの家は一部だけ犬連れOK

コロナ前は外国人に人気だったらしい「奈良町にぎわいの家」。大正6年(1917)に建てられた町家で、奈良の暮らしの様子を見ることが出来ます。


犬は室内には入れないので、土間の上から少し見学。


奥行きがあり、思ったより大きな家でした。ここでイベントや講座、展示などが開催されるみたい。


薬師寺はリードで犬連れOK(建物以外)

駐車場が1日500円でした。拝観料大人1100円。

世界遺産である薬師寺をワンコ連れで散歩出来るのは貴重な体験。

薬師寺は天武天皇により発願(680)、持統天皇によって本尊開眼(697)、その後平城遷都(710)に伴い718年に現在の地に移りました。


度重なる災害によって東塔以外は失われ、昭和以降に再建されたものです。正面の金堂は昭和51年(1976)に再建されたものです。


昭和56年(1981)に再建された西塔。元は享禄元年(1528)に創建された建物は火災で焼失。


創建当時を残す国宝「東塔」。


東塔と金堂が見えるこの場所は素晴らしいのですが、最初見たときは建物が新しく見えたので映画のセットのようだと・・・。

敷地が広いのですが、昔は何かあったのでしょうか?


奥にある平成3年(1991)年に建立された「玄奘三蔵院伽藍」。

インドに仏教の真髄を求め、17年間の求法の旅をした中国唐代の僧・玄奘三蔵(600/602~664)の遺徳顕彰のために建立された建物です。

孫悟空は実在したのでしょうか?


唐招提寺は抱っこで犬連れOK

薬師寺の「玄奘三蔵院伽藍」から歩いてすぐなのですが、駐車場が60分550円。以降30分毎に110円です。拝観料大人1000円。

奥に見える金堂は国宝で、奈良時代(8世紀後半)に建てられたものです。内部には像高3メートルにも及ぶ盧舎那仏坐像を始め、巨大な仏像が並んでいます。

日本人の仏像造り魂はフィギュアやプラモデルに受け継がれている?


左側が国宝「講堂」(奈良時代)、右側が重要文化財「礼堂・東室」(奈良時代)。

講堂内部には奈良時代作の国宝「持国天」、国宝「増長天」があります。撮影禁止なので写していませんが、直に見て欲しい迫力があります。


平城宮跡は敷地のみリードで犬連れOK

奈良時代の日本の首都・平城京の中枢部を復元している場所で、国の特別史跡に指定され、世界遺産にも登録されています。

東西1.3km、南北1kmの広大な敷地がありワンコ連れの人も何人かいる場所でした。奥に見える朱雀門までかと思っていたら、朱雀門より後ろがより広いです。


平城宮いざない館は1300年前の平城京の様子から現在までの様子を学べます。


全長30mもある巨大な遣唐使船。せんとくんと一緒に記念撮影しましょう。

隣にはレストランやカフェがあります。


朱雀門も後ろには近鉄奈良線があり、その奥に第一次大極殿、平城宮跡資料館もあります。どこまで復元されるのか不明なのですが、かなりの年数がかかりそうです。


法隆寺は抱っこで犬連れOK

近くには複数の駐車場がありますが、200円が一番安いかな?

拝観料一般1500円。

法隆寺は飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築として知られています。

推古天皇と聖徳太子が推古15年(607)に寺と薬師如来を造ったのが法隆寺であると伝えられています。飛鳥時代を始めとする各時代の宝物類が伝来していて、国宝・重要文化財に指定されたものだけでも約190件、点数にして約3000点に及んでいます。


1993年にはユネスコ世界文化遺産のリストに日本で初めて登録されるなど、世界的な仏教文化の宝庫として注目されています。

この五重塔(国宝)は飛鳥時代のもので約32.5mもあり、日本最古の五重塔として知られています。


左側の建物が金堂(国宝)で飛鳥時代の建物。内部には聖徳太子のために造られた金銅釈迦三尊像などが安置されています。


奥にある大宝蔵院には夢違観音像(白鳳時代)、推古天皇の仏殿と伝える玉虫厨子(飛鳥時代)など、歴史の教科書で見たことのある日本の貴重な宝がいっぱい。

なんと!そんな貴重な建物なのに犬連れOK!他に類を見ない貴重な経験が出来ます。内部は撮影禁止だったので写真を載せていません。


少し離れた場所に夢殿があります。


聖徳太子の遺徳を偲んで天平11年(739)に建てられました。内部には聖徳太子等身の秘仏救世観音像や、聖観音菩薩などが安置されています。


犬連れペット連れで食事(ランチ・カフェ)が出来る店

2階がワンコOKのカフェ。1階はフローズンスムージーの専門店。要マナーベルトでペット可。


和食のお店です。ガーデンテラス席がペット可。


ピザとジェラートのお店です。テラス席がペット可。


カフェ・喫茶のお店です。店内も一部ペット可だが事前に連絡した方がいいそうです。


ガレットとクレープのお店です。テラス席がペット可。


カフェ・喫茶のお店です。テラス席がペット可。ケーキや焼き菓子が人気。


レストラン・カフェのお店です。テラス席がペット可。


フランス料理のお店です。テラス席がペット可。


犬連れペット連れで宿泊できるホテル

里山にある古民家一棟をまるごと貸し切りで宿泊できるので、周囲に気兼ねなく過ごせます。6名まで同じ料金なので家族やグループでの利用がお得。広い庭があるのでワンコも喜びます。


ペットと宿泊できるホテルはかなり高いのが当たり前なのですが、ここ山翠旅館はとにかく安いです。一人から宿泊できて、最安で2,000円台から泊まれるなどペット連れの日本最安値かな?


里山にある重要文化財の一軒家を貸し切りで宿泊可能。ドッグランがあるのでワンコも喜びます。人間一人から宿泊できるありがたい宿。


「冒険の森やまぞえ」内にある1棟貸切のグランピング施設。ペット用アメニティも豊富に揃えています。人間一人から宿泊できるありがたい宿。


まとめ

鹿と歴史の町「奈良」。ワンコ連れにも優しい理解のある古都です。

国宝がある場所に犬連れOKという、他では考えられない貴重な経験を満喫しましょう。国宝なのでこちらが緊張してしまいました・・・。

奈良公園周辺だけでなく、他にも魅力ある場所が多いので時間をかけてゆっくりと旅をしたくなる場所でした。





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