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佐渡島(さどしま)?佐渡ヶ島(さどがしま)?どっち?
ある程度年を取った人には佐渡ヶ島(さどがしま)が一般的に感じられると思います。佐渡島(さどしま)ってどこ?と疑問に思ったほどでした。
どうやら「佐渡島」の読み方は「さどしま」と「さどがしま」の二通りあるようで、「佐渡島」と漢字で書いて「さどしま」と読むのが文部科学省や国土地理院が採用している公式の地名や島名になっているそうです。役所関係の書類も佐渡島(さどしま)で統一されているようです。
ですが日本人には、「佐渡ヶ島」の漢字表記や「さどがしま」の呼び方も一般的に普及しているので、島名について佐渡ヶ島(さどがしま)と書いたり呼んだりしても間違いではないようです。
最初は大分県の由布院と湯布院みたいな違いなのかと思っていました。
佐渡ヶ島や鬼ヶ島など「〇〇ヶ○」に使われる、「が」と読む小さなカタカナの「ヶ」。「ヶ」と表記された元々の字は「箇」で、物を数えるときの助数詞です。
「一ヶ月」「一箇月」など漢字変換でも表示されます。
「今昔物語」や「平家物語」にも使われたようで、助数詞ではない格助詞の「ガ」を持つ地名などにも、真似て「ヶ」が使われるようになったそうです。
地名や人名などの名詞にある「ヶ」は連体助詞の意味合いを持っているようで、「語」と「語」を繋げる役割があるみたいです。
日本各地に残る地名や人名の「◯◯ヶ◯」。「佐渡ヶ島」など日本らしい地名なので言葉の響き的には「さどがしま」が個人的に好きですね。
佐渡國一之宮 度津神社
佐渡島の神社の中でも口コミが多かった「佐渡國一之宮 度津神社」。一之宮巡りをする人が御朱印をもらいにくるみたい。
我々は旅の無事をお参りしておきました。
佐渡博物館
佐渡博物館は佐渡の自然や歴史、美術などの総合博物館です。犬について明記されてなかったのですが、問い合わせると抱っこ等で入ってもいいそうです。
ドッグリュックで潜入します。
1階と2階に別れているのですが、専門的な施設というより小中学生向けの社会科見学に向いてる感じです。
佐渡の歴史はよく知らなかったのですが、旧石器時代から本州と同じように発展しているみたいです。弥生時代も本州より少し遅れて始まってるので意外でした。
個人的な認識は佐渡は流刑地というイメージしかありませんでした。
同じく流刑地のイメージがあった、島根県にある隠岐の島も離島ならではの文化が育っています。
佐渡歴史伝説館
佐渡歴史伝説館も犬について明記はありません。問い合わせると抱っこ等で入れるが、演出上として音や光を多用しているのでびっくりして吠えたりしてしまう事が続く場合には返金の後、退出する必要があるとの事。食事処はわんこNG。
いきなり語りだす順徳天皇第一皇女慶子女王。コタ君も「あんた誰?」状態。
日蓮聖人の有名な逸話。処刑される時に雷が刀に落ちて処刑が中止になったとか。雷の音が出るので雷が大嫌いなコタ君は少しビビり気味・・・。
室町時代の猿楽師である世阿弥。ある意味伝説の人物でもありますが、足利義教によって佐渡に島流しになっています。雨乞いの舞を舞うと、日照り続きだったのが大粒の雨が降り出したそうです。
2階は佐渡の伝説や物語、各種美術品などが展示されています。
佐渡西三川ゴールドパーク
佐渡西三川ゴールドパークもワンコは抱っこ等で大丈夫です。
西三川河流域は古くから砂金を算出する場所として知られています。平安時代後期の「今昔物語集」や鎌倉時代の「宇治拾遺物語」には、佐渡国で砂金を採った説話があり、その場所が西三川の地であると考えられています。
佐渡金山は慶長6年(1601)に山師3人により開山されているので、西三川の方がかなり早くから金が発見されていたようです。
建物内には各種金で出来た品物が展示されているので、我々煩悩コンビは目を輝かせています。
お土産コーナーを抜けて砂金採取場へGO!
ついに黄金と対面する時がやってきました。一獲千金!黄金!金!肉!肉!にくぅ~!我々煩悩コンビの心の声がダダ漏れです・・・。
ここにある黄金は全て我々煩悩コンビの物だ!
柔らかい緑の皿を使って水の中にある砂をすくって探します。どうやら制限時間が30分しかないようです。
20分で腰が痛くなって中断・・・。一獲千金の夢敗れたり・・・。
こんな場所で巨大な黄金が見つかる訳がない!と思い、実際の川で砂金採りをしたいと思ったので係の人に聞いてみました。少し前までは上級者向けに実際の川で砂金採り体験をしていたそうです。
世界遺産登録に向けて各種申請が複雑になり、役所関係の提出書類が面倒くさいらしいです。金の値段が高騰している今現在、砂金採り体験をしたい人はいっぱいいると思うのですが、現実的ではないようです。
住宅ローンは大人しく後数十年払えと・・・。
万畳敷
各種条件がありますが、日本のウユニ塩湖風の写真が撮れると言う事でSNSでも話題になっている場所。ゴミが多いのでなんとも難しそうです。
香川県の父母ヶ浜も日本のウユニ塩湖と言われています。
宿根木町並み
宿根木は約1ヘクタールの土地に110棟もの建造物があり、家屋が密集している場所です。歴史的には中世の頃より廻船業を営む者が移住し、宿根木浦は佐渡の富の3分の1を集めたと言われるほど栄えました。
小木港が江戸幕府によって整備され、商業の中心が小木港へ移行していきます。この頃には宿根木には自前の船を持つものが多くなり、全国各地へ商いを続けていきました。
村には船大工をはじめ造船技術者が移住し、一村が千石船産業の基地として繁栄しました。
郵便局の隣に無料駐車場があります。そこから階段を降りて宿根木の迷路のような町中へ続きます。
今日は休みだったのですが、「茶房 やました」と「cafe nano」のテラス席はワンコ連れOKのお店です。
町並みモデル施設の「金子屋」は船大工職人の家で、築200年以上経っているそうです。
300円を払ってコタ君も見学してきました。
宿根木町並み案内所の前に「宿根木 はんぎり (たらい舟乗り場)」があります。ここのポスターは犬1匹と船頭のツーショットなのでワンコ連れ大歓迎?
Aコース 15分 800円
Bコース 25分 1500円
Cコース 35分 2000円
以上の3コースから選びます。私はもちろんAコース。
海中の様子も見られるので日本海の透明度の高さがよくわかります。
佐渡国小木民俗博物館
大正9年(1920)に建てられた宿根木小学校が昭和47年(1972)に閉館して出来た博物館で、館内には民俗資料を展示しています。総数は3万点以上あり、国の重要有形民俗文化財に指定されている物もあります。
公式サイトにはペットNGと明記されているのですが、知らずに電話すると抱っこしていたらOKと言われたので喜んで見学しています。ありがとうございます。
入館料500円なのですが、展示物が半端ないです。
教室は当時のまま保存されていて、コタ君も授業を受けています。
写真も多く残っており、当時の様子がよくわかるのでかなり貴重な博物館だと思います。
千石船「白山丸」。安政5年(1858)に、宿根木で建造された「幸栄丸」を当時の設計図を元に忠実に実物大に復元しています。
全長23.75m 最大幅7.24m 積石数512石積(約77t)
船頭部屋でもてなしを受けます。
船内は広いのですが天井が低く、身長172cmの私は頭をガンガンぶつけるので歩きにくいです。
矢島・経島
ここも無料の駐車場なのですが、ずっと手前にも無料の駐車場があります。
矢島は良質の竹の産地で、源頼政が怪物「ぬえ」を退治した時の矢はここの竹であったと伝えられています。
赤い太鼓橋が遠くからも目立ちます。
平日なのですが、活気がなく寂しい場所。
たらい船の里らしいのですが、誰もいない・・・。
力屋観光 たらい舟・観光船のりば
周囲に飲食店がなく、腹ペココンビが食べ物を求めてやってきました。
佐渡島のたらい船の写真はここが使われているみたいです。ここもワンコ連れでたらい船に乗れます。
TVで取材されているようで、世界遺産に登録されるともっと観光客が増えそう。
「いかとんび」と「サザエ」を注文。
腹ペコのお腹に染み渡ります。
赤亀岩
赤亀は舟を通す洞穴という意味で、別名「あき亀」とも呼ばれています。
海に降りる階段があるので磯遊びが出来ます。
姫埼灯台
姫埼灯台は明治28年(1895)に佐渡の灯台第一号として点灯し、船舶の安全を守ってきました。この灯台は鉄造りの灯台としては日本最古のもので、歴史的・文化的価値の高い建造物として世界各国の歴史的に特に重要な灯台百選に選ばれています。
隣はキャンプ場になっています。
佐渡島にある道の駅~お土産購入場所
佐渡島には道の駅が一つあるのですが、イメージしていた道の駅とは少し違います。
外観は素晴らしいのですが、美術館のようです。
内部を見たら文化ホール、多目的ホールでした。地元の特産物が並ぶ道の駅ではありません。
お土産はどこで買えばいいのか探していたのですが、「佐渡汽船両津港カーフェリーのりば」に車を停めたら佐渡汽船の建物2階へ行ってください。
ご覧の通り大量にあるので、お土産を買い忘れないようにしましょう。
犬連れペット連れで食事(ランチ・カフェ)が出来る店
海鮮料理の店。テラス席がペット可。
アイスクリーム屋。テラス席がペット可。
冬季は休業している定食屋。予約制なので事前に連絡が必要。テラス席がペット可。
ベーカリー&カフェ。
カフェ・喫茶の店。テラス席がペット可。
カフェ・喫茶の店。テラス席がペット可。
犬連れペット連れで宿泊できるホテル
超大型犬まで同じ部屋で宿泊できます。一棟貸しなので他の人に気兼ねなく過ごせます。人間一人から宿泊可能。
客室前のスペースにケージを設置して宿泊するスタイル。ケージは自前を用意する必要があるのであまり利用したくはないのですが、一応ペット可。
まとめ
帰りのフェリーから。
今回は新潟港発6:00の便で出発し、佐渡島で1泊して翌日の両津港発16:05分の便で新潟まで帰りました。
新潟港発6:00の便は8:30に両津港に到着します。佐渡ヶ島の観光施設は8:30や9:00にオープンする施設がほとんどで、フェリーの到着時間も影響してるかな?
佐渡ヶ島観光を日帰りで楽しむ場合のオススメ施設
両津港8:30分到着、両津港発16:05分で帰ると仮定します(行動時間は約7時間)。
佐渡島北部にある「尖閣湾揚島遊園」「北沢浮遊選鉱場跡」「佐渡金山」
佐渡島南部にある「宿根木町並み」
以上の4施設は全て行けると思うので、ここを全て見ると佐渡の文化・歴史を一通り体験出来ると思います。
昼食はワンコ連れはNGですが「すしや まるいし」「佐渡 廻転寿司 弁慶 佐渡本店」が佐渡らしい食事が可能です。
佐渡ヶ島はワンコに寛容な島で、色々な施設に問い合わせたら全てOKをもらえました。今回行っていない施設でも問い合わせたらOKを貰えるかもしれません。
アスタ・ラ・ビスタ佐渡ヶ島。
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