目次
佐渡ヶ島へは佐渡汽船カーフェリーで
佐渡島へ行くには3つの航路があります。
1.新潟~両津航路 カーフェリー
2.新潟~両津航路 ジェットフォイル
3.直江津~小木航路 ジェットフォイル
犬連れ旅だと車必須?だと思うので1の新潟~両津航路 カーフェリーの選択になります。
ネット予約と電話予約が3ヶ月前から可能ですが、必ず予約をしておきましょう。ネットの空席状況を見ると新潟港発6:00の便が満席になっている日が多く、特に休日には混み合うようです。
ネットの空席状況が満席でも諦める必要はなく、電話予約で車の予約を取れる事があるのでチャレンジしてみてください。
新潟港を検索すると複数が引っかかるのと範囲が広く間違えやすいので、佐渡汽船の切符売場を目標にナビ設定をしましょう。この隣が車の待機場所になります。
それと新潟港発のカーフェリーですが時刻表を必ず確認してください。日によって一日3便から6便まで変化するので、帰りの便も含めて旅行の予定を事前に決めましょう。
ワンコは片道520円。下記の車の料金は片道と往復の金額です。
3m以上4m未満 | 18,340 円 | 36,680 円 |
4m以上5m未満 | 21,440 円 | 42,880 円 |
佐渡汽船 ←公式サイトで確認しておきましょう。
カーフェリー内部の様子
カーフェリー4階にペットコーナーがあります。それと左側に見えるデッキがペット連れの人が過ごす場所。
デッキも海風によっては快適に過ごせます。どちらもコンセント等がなく、パソコン仕事が出来ないので2時間半の船旅は退屈です。新潟と佐渡ヶ島の中央付近はスマホの電波が悪かったけど、あまり問題なく使えます。
3階のペットルームはケージを置いているのですが、使っている人はいませんでした。
佐渡島はどんな場所なのか?今回の観光方法
全域が新潟県佐渡市に属し、本州などの主要4島と北方領土を除く日本の島の中では沖縄本島に次ぐ854.76km2の面積があります。
島の周囲は262.7kmで、最高標高は金北山の1,172mであり、人口は5万人以上。
佐渡島中央に国道350号があるのですが、それを境界にして島北部と島南部に分けて観光して行きます。反時計回りに観光名所を紹介していきます。
新潟港発6:00の便で出発し、佐渡島で1泊して翌日の両津港発16:05分の便で新潟まで帰りました。
弾埼灯台
佐渡島最北端にある灯台。映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台として知られる弾埼に灯台が設置されたのは大正8年(1919)。
灯台は保安部で遠隔監視出来るシステムなので人は常駐していないみたい。入り口も施錠されているので内部には入れませんでした。
二ツ亀
二ツ亀は柱状節理が見られる粗粒玄武岩の岩で、陸とは砂州でつながっている陸繋島です。
柱状節理は福井県の東尋坊や、兵庫県の城崎温泉近くにある玄武洞が有名。
長い階段を降りて砂浜にまでやってきました。よくあるエンジェルロードにも見えるのですが、違うのでしょうか?
本日の佐渡の潮位は大潮で9:28分が干潮です。写真の時刻が9:44分。元々満潮と干潮の差が20センチもない場所なのでいつもこの程度なのかも。
各所への距離を示す看板。観光地によくあります。
看板の周辺はキャンプ場になっていて、ワンコ連れでもキャンプが可能。この周辺は何もないので事前に準備が必要になります。
犬連れペット連れで食事が出来る店「大野亀ロッジ」
大野亀が見える無料駐車場があるので利用しましょう。
犬連れだと言ったら外のテラス席を開放してくれます。
海鮮丼1350円を注文。派手さはないが値段相応の味です。
どうしても前日に富山県の道の駅氷見で食べた海鮮丼と較べてしまいます。
大野亀
大野亀は海抜167mあり、波打ち際から頂上まで1枚の岩からなる巨大な粗粒玄武岩の貫入岩です。
「亀」は「神」、アイヌ語の「カムイ」に通ずる神聖な島を意味しています。
初夏には一面にユリ科のトビシマカンゾウが開花し、地元では保護と育成に取り組んでいます。
ここからも更に海岸線をドライブします。
海岸線から見える民家が8割から9割程度が同じ様な外観をしていますが、景観条例等によってある程度の制限があるみたいです。
波蝕甌穴群
無料駐車場とトイレがあるので利用しましょう。佐渡島に道の駅は1箇所しかなく、休憩する場所が他にありません。
岩盤斜面約500mに渡って無数の円形の穴が空いています。海水の渦紋浸食によって出来た国内最大規模の甌穴群であり、国の天然記念物でもあります。
きれいな円形が多いので余計に不思議に感じられます。直角にコアを抜いたような穴もあります。
尖閣湾揚島遊園
国定公園・尖閣湾揚島遊園とは海中透視船と展望台、水族館がある施設で全てワンコ連れOK!入口の飲食スペース以外はペット連れ可能なので、犬連れ佐渡島観光に欠かせない場所。
映画「君の名は」のロケ地として使われた場所なので全国的に有名になったそうです。アニメの方ではなく実写映画でした。
海中透視船(1100円)に乗って船旅に出発!ワンコは抱っこすればいいのか聞いてみると、自由にしていいと言われました。フリーダム!ワンコ連れ旅行バンザイ!
船中央にある覗き窓から海中の様子がよく見えます。クロダイが餌を求めてずっと追いかけてきます。
クロダイのお目当てはカッパえびせんでした。カモメだけでなくクロダイにも大人気なカッパえびせん。船を降りてからカモメに向かって投げたのですが、犬がいると近づいてきませんでした。
船旅は15分ほどなのでちょうど良かったです。これが30分とか40分になると飽きてくるので短くてスッキリと楽しめました。
天気がよければ青い海が見えると思うのですが、曇っているので残念。
1階が水族館で、尖閣湾近海の海水魚が展示されています。2階は民具資料館・展望室となっていて、映画「君の名は」の撮影風景のパネルや明治から昭和初期の民具などが展示されています。
水族館は小さいのですが、タッチ水槽やドクターフィッシュ体験も可能。
弁慶のはさみ岩
途中で見つけた謎の場所。
佐渡弁慶ら山伏達が相川から金北山へ修行に行く途中に鬼が力比べを挑んできました。その時に佐渡弁慶が投げた岩が下相川の浜まで飛んできたと伝えられています。
昔話はぶっ飛びすぎな話がてんこ盛り。
岡山県を代表する巨人「さんぶ太郎」は京都へ3歩で行ったと伝えられています。因みに岡山県美作から京都までは直線で150kmあるので1歩が50km以上もある天変地異レベルの巨人がいたそうです。
北沢浮遊選鉱場跡
佐渡金山は有名なのですが、ここは採取した鉱石を選りわける作業を行った設備跡。1ヶ月で5万トン以上の鉱石を処理できることから「東洋一」と謳われていました。
最近は「天空の城ラピュタ」の廃墟に似ていると話題になっていて、ジブリファンにも大人気の場所になっています。巨神兵がいれば完璧です。
隣りにある50mシックナーは泥状の鉱石と水を分離する施設。
ジブリファンだけでなく廃墟マニアにもオススメ?な施設です。
北沢浮遊選鉱場跡はライトアップも人気な場所です。
午後7時から午後10時まで(4月~9月)
午後5時から午後10時まで(10月~2月)
時間と共に色が変わり、音楽も流れています。
この日はあいにく雨が降っていたのですが、それでも10人ほどが見学に来ていました。
佐渡金山
我ら煩悩コンビが今度は黄金に目がくらんでやってきました。
石見銀山でも宝探しをしています。
佐渡金山は慶長6年(1601)山師3人により開山され、平成元年(1989)の資源枯渇による操業を停止までの388年間に算出した金は78トン、銀2330トン。
主要金鉱脈は8本あり、東西3000m、南北600m、深さ800mにも広がっています。金脈を追い求めて掘り進めた坑道の総延長は約400キロにも達しています。
犬は抱っこ等でもOKなのですが、疲れるのでドッグリュックが便利。段差や階段もあるのでバギータイプは不便です。
こちらは江戸金山絵巻コースの「宗太夫坑」で、人形で採掘作業を再現しています。
動きのある人形もいるので飽きずに見学できます。
通路はこのようになっていて、探検気分も味わえます。
佐渡金山展示資料館では当時のミニチュア模型や道具、各種展示物が豊富にあります。
やはり黄金は見ていて楽しいので、皆さん熱心に見学しています。
本物の小判が欲しい・・・。コタ君がここほれワンワンしてくれないかな・・・。
当時のお金の勉強が出来るのでオススメです。
12.5キロもある本物の金塊!2022年10月の相場が約8500円/グラムなので1億円以上!
こちらは明治官営鉱山コースの「道遊坑」で、明治から平成元年の約100年間使用された坑道になります。
ゲーム「バイオハザード」をプレイした後にこんな場所へ来たら泣きそうです・・・。
トロッコ、機械類は当時のまま保存、展示されています。
クリーチャーはいなかったけどコウモリはいたので少しビビりました・・・。
出口付近のお土産屋。黄金に囚われた者たちへの貢物を購入しましょう。
佐渡金山らしいお土産が多数あります。
佐渡金山は事前予約が必要ですがガイド付き山師ツアーがあり、「無名異坑」「大切山坑」の見学も可能です。通常の観光では満足できない上級者向けツアーです。
大佐渡スカイライン~交流センター白雲台へ高原ドライブ
佐渡金山横の道をそのまま山に向かって行く大佐渡スカイラインは、ドライブコースとしても楽しいルート。
佐渡島の最高標高は金北山の1,172mなのですが、ドライブコースの最高地点は標高942mもあります。
佐渡島を一望出来る場所が多くあります。
金北山や妙見山への登山ルートがあるので、山登りする人が拠点にする「交流センター 白雲台」。食事も出来ます。
島なのに1000mオーバーの山があるとは当初知りませんでした。
犬連れペット連れで食事(ランチ・カフェ)が出来る店
海鮮料理の店。テラス席がペット可。
アイスクリーム屋。テラス席がペット可。
冬季は休業している定食屋。予約制なので事前に連絡が必要。テラス席がペット可。
ベーカリー&カフェ。
カフェ・喫茶の店。テラス席がペット可。
カフェ・喫茶の店。テラス席がペット可。
佐渡島内にある食事処「すしや まるいし」
佐渡島には二つの回転寿司屋があり、「すしや まるいし」と「佐渡 廻転寿司 弁慶 佐渡本店」です。弁慶の方が定休日だったので「すしや まるいし」に来てみました。もちろんワンコ禁止です。
値段は少しお高めで、店の壁に本日の佐渡産白身魚のメニューがあります。注文は注文表に手書きでするのでタッチパネルになれた人は少し戸惑います。
全体的にネタが大きめで舌触りもよく美味でした。
犬連れペット連れで宿泊できる「佐渡シーサイドヴィラ」
コテージタイプの部屋を貸し切りに出来ます。
事務所が小木港近くにあるので、チェックイン時はこちらではなく小木港方面に行きましょう。
周りに店は何もないので、食料などは事前に用意しましょう。ちなみに歯ブラシ、タオル、バスタオルもありません。
ソープやドライヤー等はあります。
ボディーソープ・シャンプー・リンス等はあります。混合栓ではないので湯の調整が必要。
寝室の右手にトイレがあるのですが、簡易水洗トイレなので臭気が気になる人がいると思います。ウォシュレットはありません。
宿泊者専用の洗濯機があります。
プールもあるので夏場は楽しめそうです。
目の前に海水浴場とキャンプ場ありますが、シーズンオフだと周辺に誰もいません。近くに店も民家もないので夜はとても静かでした。
このタイプで1泊2人まで2万円なのですが、一人で泊まったので余計に割高に感じます。佐渡島には犬連れで宿泊出来る宿が限定されるので、悩ましい問題です。
犬連れペット連れで宿泊できるホテル
客室前のスペースにケージを設置して宿泊するスタイル。ケージは自前を用意する必要があるのであまり利用したくはないのですが、一応ペット可。
まとめ
佐渡島北部を重点的に調べてみたのですが、尖閣湾揚島遊園から北沢浮遊選鉱場跡、佐渡金山は外せない場所なので他は好みで選びましょう。
佐渡島中央部以外は信号がなく、かなり快適なドライブを楽しめます。道路の拡張工事や新設道路を作っているので島外周道路は工事だらけです。
佐渡島外周道路をずっとドライブしていたのですが、同じ様な外壁ばかりの建物が続き地味でした。景観条例等で制限があるようで、島中央部以外は8割程度杉板張りの佐渡の風土に合わせた?家が続きます。
佐渡ヶ島のガソリン事情ですが、繁華街がある新潟市内より6円~8円/L高い程度でした。新潟市内が広いので街中(高い)とそれ以外(安い)では10円/L以上違うのですが・・・。
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