阿蘇周辺を犬連れおでかけ観光旅行 阿蘇山登山~名水白川水源~菊池渓谷~押戸石の丘~鍋ヶ滝




日本百名山の一つ。犬と阿蘇山登山へ

ロープウェイ乗り場が撤去されて、阿蘇山バス停留所兼休憩所が造られるようです。

ここ数年に渡って噴火警戒レベルが高く、ロープウェイが運休することが多かったのと、老朽化の影響かも。他の建物も老朽化が進んでいるので、いずれ取り壊されると思います。

この周辺でも標高1,100m以上あるので、少し肌寒い気温です。


無料駐車場があるのでそこに停めればいいのですが、噴火警戒レベルが低い場合は午前8:30~午後5:00までこのゲートが開き、山頂駐車場や途中にある砂千里駐車場まで行くことが出来ます。

短い距離ですが有料道路になります。

普通車800円 軽自動車600円 二輪車200円。

噴火警戒レベルが高い場合は通行止めになるのでご注意ください。

気象庁 阿蘇山の活動状況 ⬅出かける前にチェックしましょう。


無料駐車場から見える中岳(1506m)の状況。

asoview!遊び予約・レジャーチケット購入サイト ⬅では阿蘇周辺で石窯で焼き上げるピザ作り体験が楽しめます。陶芸体験工房もあり、湯のみ・マグカップ・丼ぶりを作って陶芸でリフレッシュ!


ゲート横には遊歩道があり、歩いて山頂駐車場まで来ることが可能です。

朝の7時半なので歩いて来ました。


火口周辺にはガス(SO2・二酸化硫黄)が流れているので、喘息・気管支疾患・心臓疾患の方は火口見学が禁止となっています。

ランプはガス濃度を示しています。

赤:大変危険なので避難してください

黃:体調不良の人は警告、健康な人は注意

緑:体調不良の人は注意、健康な人は安全

風向きにもよりますが、硫黄の匂いは常にしているので火山って感じがします。


避難シェルターもボロボロです。強い酸性なのでコンクリートのアルカリ性を上回るのでしょう。


中岳火口内部の法面が以前よりかなり崩れている気がします。ゲリラ豪雨とかの影響かな?


前回登ろうとした時は台風直撃の前だったので、暴風が半端なかったので断念した記憶があります。

登らない勇気、引き返す勇気も山登りには必要。


阿蘇山登山開始

砂千里駐車場横に阿蘇山登山口があります。8時半を過ぎているのならここまで車で来たほうが帰りが楽です。

午前7時45分。登山開始です!


登山道に入ってすぐに中岳第4火口が左手に見えてきます。

中岳は繰り返し起きた噴火によって形成されたもので、現在の中岳には南北1kmの範囲内に7つの火口が点在しています。

第1、第2火口とは対照的に、第4火口は近年噴火していません。


登山道は木製の通路が続きます。この火山灰ですが、乾いていたからなのかコタ君の体にほどんど付着しませんでした。

コタ君の体にベッタリと付くと予想していたのですが意外でした。


第4火口周辺には火山岩、軽石、スコリア(ガス性の玄武岩のマグマが固まって出来た岩)と溶けて固まった凝灰岩(火砕流の熱と圧力によって出来た岩)が見られます。


火山荒原と呼ばれる一見砂漠のような砂礫地が広がります。ここにはイタドリやコイワカンスゲ・カリヤスモドキなどの植物が生育しています。

もはや地球とは思えない地表が続きます。火星がこんな感じなのかも?


最初は平坦な登山道なのですが、唯一?の難所である登り坂があります。岩にマーキングがしてあるので道に迷うことはないと思いますよ。


登り坂の途中。夏だとまた色合いが違うのでしょうか?


この登り坂が終わるとまた平坦な登山道が続きます。景色が凄いのですが、強風の時もあるのでご注意ください。


登山道の横には火山岩がゴロゴロと転がっています。


阿蘇火山は東西18km、南北25km、周囲約100kmという世界有数の巨大なカルデラ(火山性の大きな凹地)と、その周囲に広がる広大な火砕流台地、カルデラ形成後の活動によって造られた様々な火山体からなります。


噴火警戒レベル1でもガスは常に噴出しています。


中岳(1506m)に到着。この時点で8時36分。51分でここまで来ました。


少しオヤツ休憩。犬用ポップコーンで体力回復。


高岳までの登山道には軽石の集合体のような岩もあり、荒涼とした大地が続きます。


高岳山頂(1592m)に到着しました。この時点で8時49分。

登りはじめて1時間4分。

今日は風もあまりないので登りやすい日だったと思います。

最後の動画にコタ君が颯爽と下山しています。


ガスが発生しているので景色はあまりよくありません。

これは本当に運次第。


草千里には阿蘇火山博物館がある

阿蘇山すぐ近くには草千里駐車場があり、阿蘇火山博物館や飲食店・お土産店があります。

でも駐車場に停めるだけでも500円が必要・・・。


道路の反対側には乗馬体験が出来る場所があり、小さい子供でも馬に乗ることが可能です。

我が家の旅行で十数年前に来た時に、長男が馬に乗せてもらいました。長男はそのまま天竺へありがたいお経を求めて旅に出ました・・・。


阿蘇火山博物館では阿蘇山の歴史を学ぶことが出来ます。以前に一人で来て中に入っています。


コロナの影響で韓国や中国からの旅行客が減り、活気がありません。

お土産に馬肉の燻製を買おうとして原産地を見たらカナダ産馬肉だった・・・。


新しいお店も完成してます。


駐車場から中岳が見えます。

日本最大級のレジャー総合情報サイト「asoview!(アソビュー)」 ⬅では野生のイルカに出会えます。野生のバンドウイルカの群れが一年中泳いでいる珍しい地域もあり、約300頭のバンドウイルカが遊泳している地域では、出航10分以内にイルカが見られるのが魅力です。チケットは最大10%オフで購入できます。


「名水白川水源」公園内は犬NG

無料駐車場が複数あるので利用しましょう。


阿蘇山の麓にある場所でテレビでも紹介されるようです。


ここから先の公園内にはペットはNGとされていました。ここから先は一人百円の協力金が必要です。中学生までは無料。

ペットボトルを売っているので、水を汲んで持って帰ってる人が多かったです。


入り口の水源茶屋で黒わらび餅を購入。


道の途中には石のお土産屋や、水晶館、物産館などがあります。


菊池渓谷は犬NG


避暑地や紅葉の名所として知られている場所なので、散歩してみようと思い行くことに。


途中には阿蘇の大地を高原ドライブ出来ます。標高900mほどあり、牛や馬の放牧を見ることが出来ますよ。


そして肝心の菊池渓谷の駐車場に到着した時にある文字が見えました・・・。

犬はNGと書かれていました。折角ここまで来たのに・・・。



圧倒的敗北感!


自然の渓谷を歩く場所で犬がNGになるとは思わなかった。


押戸石の丘はパワースポット


次の目的地として「押戸石の丘」に行くことにしてナビを設定。

マゼノミステリーロードという道から行くようです。


道路が崩れていて通行止めだった・・・。

途中に〇〇まで通行止めと書いてあるのですが、〇〇がどこかわからないんだよーーー!!!

土地勘がないと地名を書かれても( ゚д゚)ポカーン状態。そこからさらに通行止め箇所に複数回やられました。



圧倒的敗北感!!


マゼノミステリーロードは国道212号線の東側から行きましょう。

マゼノ渓谷や押戸石の丘は西側からは行くことが出来ません。


マゼノ渓谷は紅葉や渓谷、滝などがある場所らしく気になって来たのですが・・・。

来た日が11月25日。秋季は10月17日~11月23日までだった・・・。



圧倒的敗北感!!!


個人の土地らしく、春と秋の一時期しか開放されないようです。その時は200円の駐車料金が必要との事。

熊本県だから11月下旬でも紅葉が見られると思っていたのですが、高原なので本州とさほどかわらないか、もっとピークは早いようです。


マゼノ渓谷のすぐ近くに「押戸石の丘」があります。途中の道は狭く、未舗装の道路があるので雨が降るとドロドロになりそうな予感。

環境整備費として200円支払いました。小・中学生は100円。


押戸石の丘巨石群に不思議な線刻模様があることを見つけた南小国町教育委員会は、その調査を日本ペトログラフ協会に依頼し、シュメール文字(ペトログラフ)であることが確認されたそうです。

その後、この巨石群は人工的に配置された9組の列石遺構であり、先史時代の巨石文化遺跡であることがユネスコ岩石芸術学会をはじめ、アメリカやカナダの岩石学術学会等の国外学会で認証されたそうです。


シュメール文字が刻まれた鏡石。


これ?あってる?自然に出来た模様にしか見えない・・・。


祭壇石があるので、コタ君を捧げてみました。


不思議な磁気を発する押戸石。

高さ5.5m、周囲15.3mの石。頂点の真北には北極星があります。不思議なことに、この石の周囲では磁気の働きが正常ではなく、方位磁石を近づけるとぐるっと回るそうです。

石に登ると雨が降るという言い伝えや、鬼のお手玉という異称も残っているそうです。

駐車場の事務所で方位磁石を借りることが出来るそうなのですが、私には何も言ってくれなかった・・・。

なぜ気がついたのかと言うと、前のグループがちょうど返却していたからです。




これには敗北感はないよ。


太古のパワーを感じる神秘なる巨石群との事ですが。

360°広がる絶景を見ることが出来ます。


鍋ヶ滝は滝の裏側を見ることが可能

鍋ヶ滝は滝の裏側の空間がとても広いことが特徴で、滝の裏側を対岸まで歩いて行くことが出来るため「裏見の滝」とも呼ばれているそうです。

鍋ヶ滝公園 入園券として大人300円 小・中学生150円 小学生未満は無料です。コタ君も無料。


滝の裏側から撮影。平日なのに多くの人がいる場所でした。


確かに裏側が広い!上の固い岩がいずれ崩れると思われます。


滝は 幅:約20m 高さ:約10mもあります。

滝の裏側は 幅:約45m 奥行:約13mもあり、広い空間が広がっているのがわかると思います。

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犬連れペット連れで食事(ランチ・カフェ)が出来る店

ロケーションも人気な宿泊も出来るドッグランカフェ。


自然に囲まれたレストラン。テラス席がペット可。ドッグランがあります。


ドッグカフェ。ドッグランもあります。


カフェ・喫茶のお店です。店内も犬連れOK。


ハワイアンなカフェ・喫茶のお店です。店内も犬連れOK。ドッグランもあります。


犬連れペット連れで宿泊できるホテル

全室離れの形式の天然温泉付の部屋になるので、隣を気にせずにわんことの時間を過ごせます。

ペット専用のお風呂があり、ペット用プールまで完備しています。ドッグランは照明があり夜間も利用出来るので便利。

ペットと一緒に食事が出来るペット同伴レストランがあり、わんこ専用メニューもありますよ。

歩いていける場所に「阿蘇カドリー・ドミニオン」があります。わんこも内部で遊べる施設となっているので行ってみましょう。


敷地に併設してあるドッグランがあり、近くには遊歩道もあり大自然に囲まれた場所なので散歩も楽しくなります。

24時間源泉掛け流しの温泉が客室にもあるので、時間を気にせずに温泉を楽しめます。


わんこと泊まれるコテージは離れになっているので、隣に気を使わずに過ごせます。庭先にドッグランもあるのでわんこと時間を楽しみましょう。


南阿蘇の大自然を満喫できるコテージは離れになっており、最大7人も宿泊できる場所。食事は地元の食材を出来る限り使って作った、創作欧風コース料理が楽しめます。


まとめ

阿蘇山は噴火警戒レベルによっては登山出来ないので、事前にチェックは必要です。また火山なのでガスに注意し、高岳まで聞こえる放送で警戒情報を教えてくれます。

日本百名山ですが1時間ほどで登れるので、比較的簡単に頂上まで行くことが可能です。

景色が他では見ることが出来ない貴重なものなのでオススメな山ですよ!


2016年4月の熊本地震によって、阿蘇西部の道には通行止め箇所がまだあります。

新阿蘇大橋が完成したので、大分県から熊本までの道が少し近くなりました。当分の間迂回ルートを通っていたので、懐かしさから周辺を見ていたのですが、少し寂れた感じはあります。

新阿蘇大橋展望所「ヨ・ミュール」が出来て、ジェラートが人気みたい。早く以前のような活気ある阿蘇に戻って欲しいと思う今日この頃。


以前の阿蘇大橋の橋桁が岩盤に引っ掛かり、残っています。

これは南阿蘇村震災遺構として保存するようです。





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