四国八十八ヵ所お遍路旅 車で行く犬との巡礼6日目 第79-88番札所





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第79番札所 金華山 高照院 天皇寺(てんのうじ)



天平年間(729-749)に行基菩薩によって開創。

弘仁年間(810-824)に、この地を巡錫中の弘法大師が八十場の霊泉に光を放つ1本の霊木を見つけ、十一面観音菩薩、愛染明王、阿弥陀如来の三体の尊像を刻み、宇堂を建立し、妙成就寺と名付けた。

後に二条天皇が崇徳天皇社を建立。天皇寺と改号された。


入口が神社になっています。

本堂の前。

こっちが大師堂。この時点で8時13分。



第80番札所 白牛山 千手院 国分寺(こくぶんじ)



天平13年(741)聖武天皇の勅願により全国に建立された国分寺の一つ。

行基作の十一面観世音菩薩像を安置して、国家安穏、五穀豊穣、万民豊楽を祈願して建立。

仁王門の前。目の前を地元のダックスが通って行きました。



真っ直ぐ行くと、本堂の前。

お願い弁財天。本堂や大師堂以外にもこのような像が多くあります。

建物の中に納経所、大師堂、お守りが売っていました。リードを持っていれば入っていいそうです。この時点で8時35分。


第81番札所 綾松山 洞林院 白峯寺(しろみねじ)



弘法大師と大師の甥にあたる智証大師の開基と伝わる寺。

弘仁6年(815)に弘法大師は白峰に登り、山頂に如意宝珠を埋めて仏に供える水を汲む阿加井を掘られ、衆生済度を祈願して宇堂を建立した。

駐車場からの山門前。

色んな寺で修理の為の寄付を求めています。文化財の維持、管理には金が掛かります。

階段の右は釣鐘があります。上に登って行くと。

本堂があります。右に大師堂。この時点で9時11分。



第82番札所 青峰山 千手院 根香寺(ねごろじ)



弘仁年間(810-824)に弘法大師が巡錫され、五台山の山々に金剛界曼荼羅の五智如来を感得。

密教の修行にふさわしい台地として、五智如来の色別によって青峰、赤峰、白峰、黒峰、黄峰と名付けた。

駐車場からの仁王門の前。

牛鬼の像。鬼退治は小太郎の出番です。

今から約450年くらいの昔、このあたりに人間を食べる恐ろしい妖怪牛鬼が棲んでいて、人々を大変困らせていました。そこでこの地方の人は山田蔵人高清という弓の名人に牛鬼の退治を頼みました。

高清は根香寺の本尊である千手観音に願をかけ、そのおかげで牛鬼を見つけ出し、見事に退治したそうです。そして牛鬼の角を根香寺に奉納してその菩提を弔ったと伝えられています。



私は仏教とか山岳仏教とか神道が理解できていません。

本堂の前。ここに来るには回り道の通路を通ります。

通路にびっしりとミニ観音像が置いてあります。この時点で9時39分。


第83番札所 神毫山 大宝院 一宮寺(いちのみやじ)



大寶年間(701-704)に法相宗の高僧・義淵僧正によって開かれ、大宝院と称した。

義淵僧正の弟子の行基菩薩が堂塔を修築し、寺号も一宮寺に改めた。

駐車場からの山門。

こっちが本堂。

こちらが大師堂。

もう一つ山門があります。色んな寺にこの巨大な草鞋がよくあります。この時点で10時26分。


第84番札所 南面山 千光院 屋島寺(やしまじ)



天平勝宝5年(753)、中国の揚州龍興寺の名僧・鑑真和尚が、朝廷からの要請をうけて日本へ向かった。

途中、屋島の沖で山頂から瑞光が立ち上がるのを見て、屋島北峰中央に伽藍建立の霊地を開創したのが始まり。


その後、鑑真和尚の弟子で東大寺戒壇院の恵雲律師がこの霊峰に精舎を構え、屋島寺と称し初代住職となった。

弘仁6年(815)、弘法大師は嵯峨天皇の勅願を受けて屋島を訪ね北嶺の伽藍を現在地の南に移し、十一面千手観音像を刻み本尊として安置。

有料駐車場14回目。

昔来た時は駐車場はなかったような気がしたのですが・・・。

ペンキ塗りたて。ド派手です。昔はどの山門も派手だったのでしょうか?



境内には色々な建物があります。

太三郎狸の像。佐渡の団三郎狸、淡路の芝右衛門狸と共に日本三名狸に称されています。スタジオジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」にも出演しています。

四国狸の総大将とあがめられ、その化け方の高尚さと変化妙技は日本一であった。


その昔、弘法大師が四国八十八ヵ所開創のみぎり、霧深い屋島で道に迷われた時に蓑笠を着た老人に山上まで案内されたという。のちにその老人こそ太三郎狸の変化術の姿であったと信じられております。

本堂の前。

屋島寺宝物館もあります。入ってないけど。この時点で11時25分。


第85番札所 五剣山 観自在院 八栗寺(やくりじ)



天長6年(829)弘法大師が求聞持法を修していた時、五柄の利剣が天より降り、山の守護神蔵王権現が現れて守護の神託を告げられた。

大師は五剣を中獄に埋め、大日如来の像を刻み鎮護としたので五剣山と号した。

ケーブルカーに乗ろうと思っていたのですが、車のナビ通りに来たら寺の横まで来てました。

そこは路駐の車が30台近くもあり、ケーブルカー乗り場にしか駐車場はないようです。

普通運賃往復上り下り
大人(中学生以上)1,000円600円500円
小学生500円300円250円

※小学生未満は乗車券一枚につき一名無料
※車椅子でご利用の方は、係員が介助致しますのでお声をお掛け下さい。山上駅にて貸し車椅子もあります。
※ペット同伴でもご利用頂けますが、大型犬および特殊なペットについては、窓口にておたずねください。

営業時間 毎日7:30~17:15 毎月1日5:00~17:15

・定期15分毎(毎時0・15・30・45分)
・多客時は随時運転

大師堂の前。ここは犬と散歩?お参り?している人が多く、6匹くらいのワンコを見ました。

道後温泉の近くにある第51番札所石手寺と並ぶ人の多さでした。

なぜここだけこんなに人が多いのか不思議です。この時点で12時18分。



第86番札所 補陀洛山 清浄光院 志度寺(しどじ)



推古天皇33年(625)凡薗子が薬師堂を建立した後、観音の化身が霊木で本尊を彫り、堂宇を建てたのが寺の始まり。

持統天皇7年(693)に行基菩薩が堂宇を拡張し、僧侶の学問や信者の修行の場とした。

仁王門の前。

五重の塔もあります。

本堂の前。

奥が大師堂。

重要文化財が多くありましたが・・・。

境内の手入れが全然してありません。草がぼうぼうに生えてます。管理する人がいないレベル。この時点で12時53分。


第87番札所 補陀洛山 観音院 長尾寺(ながおじ)



天平11年(739)、聖武天皇の勅願により、行基菩薩が楊柳の木で聖観世音菩薩の尊容を刻み、小堂を建てて尊像を安置したのが始まり。

大同年間(806-810)に弘法大師が入唐にあたり訪れ、年頭七夜五穀豊穣、国土安寧を祈念。



巨大なクスノキ。

本堂の前。前日に雨が降ったので、コタ君の白衣や足が泥だらけに・・・。ウエットティッシュ使いまくりな日となりました。駐車場も舗装されてない所が多かったです。

右奥が大師堂。不審者と思われる男が警察官に職質されていました。

いよいよ次の寺が最後になります。最後のドライブはウイニングランとなります。この時点で1時21分。


第88番札所 医王山 遍照光院 大窪寺(おおくぼじ)



養老元年(717)に元正天皇の御代行基菩薩が峰を開き、草庵を結び修行したのに始まるという。

弘仁6年(815)に弘法大師が、胎蔵ヶ峯の岩窟で求聞持法を修し、薬師如来を刻んで本尊として堂宇を整えた。

仁王門の前。

すべての寺を巡り、凛々しい顔のコタ君。

大きな仕事をやり遂げた男の顔です。最後のビクトリーランに臨みます。

色が鮮やかだとデカいフィギュアにしか見えません。



こちらもド派手。

大師堂の前。今日はここに来るまでにも色々な人にコタ君が褒められました。

みんなコタ君に夢中だよ!

すべての四国霊場を巡拝し終える事を「結願(けちがん)」といいます。順番は関係ありません。結願した後の金剛杖を奉納するそうです。

本堂の前。この時点で2時17分。

ここに来て、小銭がなくなり賽銭に札を入れる羽目に・・・。

本堂の中でお守りを売っていたのですが、この「結願御守」を見つけてしまい購入しました。

なんとこれが5千円!。ほんとに1円もなくなりました。

寺を出ると店があり、食べ物とか売っていたのですが1円もない私には何もできず・・・。

私は現金使わない派なので、賽銭も電子マネーで払いたい人なのです。



まとめ



赤が1日目。黄が2日目。青が3日目。緑が4日目。紫が5日目。黄緑が6日目。

今回も全ての寺に駐車場とトイレはあります。

賽銭の小銭がすぐになくなるので、買い物する時は意識して小銭を増やしましょう。

寺の滞在時間は人によってかなり変わってくると思うので、私の参考通過時間を各寺に書いてあります。

私が6日間で見たお遍路さんの衣装ですが6割以上は簡略スタイルです。白衣、輪袈裟は割と多く、後は金剛杖や頭陀袋、菅笠をする程度。

1割未満が全身フル装備。残る3割が普段着な感じ。

経本を持って読経している人もかなりいました。納経帳を持って御朱印を貰っている人は割といたと思います。

満願になった納経帳は一生のお守りであり、棺の中に入れると無事に浄土に行く事が出来ると言われています。

犬と一緒にお遍路している人には3人ほど出会いました。


小太郎ビフォーアフター



今回お遍路へ行った結果、こうなりました。

あの暴れん坊で、言う事を聞かないイタズラ大好きワンコが・・・。



BEFORE  まあ、怖い。

BEFORE  まるで悪魔!

BEFORE  にらみをきかせています。

BEFORE  やさぐれています。




そんなコタ君が・・・・。





AFTER

やさしい顔に大変身!!

もうこれは悟りを開いていると思われるので「コタ大師」と呼ぶべきかもしれません。


それとお遍路マイルがたまったので、浄土への予約席がエコノミークラスからビジネスクラスにランクアップ!!

次は西国三十三ヵ所めぐりをする予定なので、あの世でのVIP待遇間違いなし!


ワンコの衣装はAmazonで購入できます。形から入るのだ。


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