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犬のかまってほしいサインとは


甘えたいサイン

顔や口をペロペロなめる

犬の祖先のオオカミの子は、お腹がすくと母親の口の周りをなめる習性があり、そのなごりだと言われています。犬にとっての飼い主は自分の母親でもあります。甘えて愛情を確かめています。

仰向けでお腹を見せる

動物にとってのお腹は、攻撃に弱い部分です。お腹をさらけ出すことは「絶対服従」の意思表示で、甘えているしぐさでもあります。

飼い主にまとわりつく

飼い主の体を突いたり、前足を乗せてきたりするのは、飼い主の関心を引こうとしているからです。

子犬の様な鳴き声を出す

大人になった犬でも、子犬の様な高い声で鳴く事があります。何かをして欲しい時に鳴く事が多いようです。

「うれしょん」をする

飼い主が帰宅した時に、特に子犬の時は「うれしょん」をする事が多いようです。うれしすぎて、未発達の筋肉がゆるんでしまうからです。

よく吠える理由

何かがきっかけで突然犬が吠えだす。なぜなのか飼い主には心当たりがなくても、犬には必ず理由があります。

よく知られている理由は警戒心です。

家の前を見知らぬ人が通り過ぎるだけで「ワンワン!」と猛烈に吠えだします。これは「誰かが私たちの縄張り(自宅)に近づいてきた!」と飼い主に教えているのです。

ただし今まで大人しかった愛犬が、急に吠えだす場合にはなにかのストレスを抱えている場合もあります。

引っ越しなどによる住環境の変化は典型的な例です。さらにハウスの位置を変えたり、部屋のインテリアを動かしたりする小さな変化も、犬にとっては戸惑う要因になります。

また「最近遊んでもらえる時間が少なくなった」など飼い主とのふれあいが十分でないと、寂しさから吠えてしまうケースもあります。

愛犬がむやみに吠えだしたら「なにか以前と比べて変わった事はないか」をよく考えてみましょう。

一方でこうした「吠え癖」をやめさせるには、原因を捜して解消してあげる事を優先してあげましょう。

ただ叱るだけでは逆効果です。まずは吠えだしたら、落ち着かせる事です。そして吠えるのをやめたら、褒めてあげる。ときには抱きしめてあげて安心させてあげましょう。

このような事を根気よく愛情をもって繰り返し、愛犬に「吠えてはいけない」という事を理解してもらいます。

体をなめる理由

自分の体をペロペロとなめて、毛や皮膚をきれいにする「グルーミング」は自然な事です。しかし犬は、猫ほどこの行為が好きではありません。

もしあなたの愛犬が同じ場所や前足をなめ続けていたら、それは要注意です。いつもなめている部分をよく見てあげてください。もしキズなどがなければ、それはストレスが原因かもしれません。

なにか不安な事があって、それを解消するために体をなめていた事が癖になり、やめられなくなった状態です。

ストレスがなくならない限り、いつまでも続けてしまいます。犬の舌はザラザラとしているために、次第に毛が抜けて皮膚が炎症を起こす可能性もあります。

解決策はまずストレスの原因を調べる事。環境の変化や犬の体調不良も考えられますが、一般的に最も多いのが飼い主との関係のようです。

飼い主に赤ちゃんが誕生したり、また新たに子犬を飼い始めたりなどの理由で、以前に比べて愛犬をかまってあげる時間が減っている可能性があります。

愛犬と遊ぶ時間を出来るだけ増やし、いままで以上に愛情を注いであげましょう。

体をなでたり、抱きしめてあげたりして、しっかりと愛犬に愛情を伝えます。

体をなめる行為をやめさせようと叱ると、かえってストレスをためてエスカレートしてしまう可能性もあります。

体をかく理由

犬には「転位行動」という習性があります。不安な気持ちの時やストレスを強く感じた時に、まったく異なった行動で気を紛らわす事です。

例えば、後ろ足で耳の後ろをかいている行動を見かける事があると思います。ほとんどの場合、身体がかゆい訳ではありません。

犬の行動や様子をしばらくの間、よく観察して見てください。ひんぱんにこの行為をする時は、ストレスを抱えている事が多いのです。

最近、愛犬を少し雑に扱ってはいないでしょうか?愛犬の情緒が不安定になる出来事はなかったでしょうか?

飼い主の関心が薄くなると、とたんに犬にとってのストレスになってしまいます。

耳をかく行為に気が付いたら、もっと愛犬とのスキンシップを増やしてあげましょう。

ただし本当の皮膚病の可能性もあるので、耳の後ろや中を見てあげてください。

人にちょっかいを出す理由

新聞を広げて読んでいたら、愛犬がその上に乗ってきて邪魔をされた。テレビを見ていたら、スリッパにかみついてきた。

そんな経験はないでしょうか?すべて飼い主の気を引こうとしています。

子犬の頃から愛情を注いで育ててきたケースに多い行為です。家族みんなに抱かれたり、話しかけられたり、遊んでもらっていたと思います。

そんな育ち方をした犬にとっては飼い主の注目を浴びる事が当たり前なのです。

大人の犬になっても、かまってもらわないと不安になり、飼い主の言う事を聞かないわがままな性格になってしまったのかもしれません。

ただし大人になってから、何かをするたびに叱っていても効果はありません。逆に「かまってもらった」と勘違いして、ますます調子に乗って飼い主にイタズラを仕掛けてきます。

対処法は「無視」すること。

例えば新聞の上に乗ってきたら、読むのをやめて場所を移動したり、そのまま知らん顔をしたりして、犬の行動に反応を示さない事がしつけにつながります。

この対応を繰り返していると、「誘っても遊んでくれない」と理解して、イタズラも収まってくると思います。

穴を掘る理由

犬を庭で放し飼いにしていると、庭のあちこちを掘り返す事があります。これは野生時代の習性です。いつも食料が手に入るとは限らず、余った食料は穴を掘って埋めていました。

穴を掘る行為は犬の本能で、特に心配するような行為ではありません。時には飼い主が花壇の手入れをする様子を見て、真似している事もあるようです。

ただし例外が一つあります。最近になって急に穴を掘り始めたというケースは、ストレスがたまっている、あるいは暇なのでエネルギーを持て余していると思って下さい。

本能的な穴掘りをやめさせるのは難しいものです。そこでふだんから飼い主と一緒になってエネルギーを発散させることを考えましょう。

散歩や遊びの時間を増やすなど、愛犬を退屈させない事で穴掘りを減らせるかもしれません。

一人になると不安なる理由

もともと「群れ」で暮らしていた犬は、とても寂しがり屋です。

こうした本能がいまでも残っている為に、群れから離れると不安になってしまう「分離不安」になってしまいます。

飼い主一家は犬にとっては「群れ」です。飼い主の姿が見えなくなるとこの「分離不安」を起こして、吠え続けたり、物を壊したり、様々な問題行動につながる事があります。

出来れば飼い主の気配を感じる場所、庭や室内のリビングで飼ってあげるのがベストです。ですが時には犬も留守番をしなければならない時があります。

最初はさりげなく出かけるのがコツで、そして10分くらいですぐに戻ってきます。そして外出時間を30分、1時間、2時間と少しずつ延ばして、たとえ出かけても必ず帰ってくる事を犬に教えてあげましょう。

一緒に遊ぼうと誘う理由

前足を伸ばして頭を下げ、お尻を突き上げたようなポーズ。しっぽはよく振っています。飼い主のあなたに対して、愛犬がこんな行為をした事はないでしょうか?

おじぎをしているようにも見えるこの姿は、「一緒に遊ぼう」と相手を誘っています。

犬は赤ちゃんの頃から兄弟同士でじゃれあったり、駆けっこをはじめたりします。そんな時相手を威嚇しているのではなく、「遊びだよ」とメッセージを込めたポーズがこれになります。

飼い主だけでなく、顔見知りの犬に対してもこの行動をします。意味は全く同じで、相手の犬と遊びたがっている証拠。その意思表示をしています。

もともとは狩りの準備や起きてすぐの、伸びのポーズともいわれています。

子犬の頃に身に着けた独特の動作は、どうやら飼い主の知らないところで、犬同士の共通言語になっているようです。

クーンクーンと鳴く理由

大人になった犬でも「クーン、クーン」と子犬のような高い声で鳴く事があります。これは飼い主の気を引きたいときです。

自分に注目して欲しいとの気持ちの表れです。

生まれたばかりの赤ちゃん犬は「クーン、クーン」と鳴いては、母犬を呼んだり、母乳をもらっていました。こうした母犬といた頃のなごりです。

人と暮らすようになってからは、いわば飼い主が母犬代わりなので、子犬のような鳴き声をだして、何かをして欲しいと甘えています。

飼い主に鳴きながら近づいてきて、自分の要求を伝えようとしています。「ご飯が食べたい」「速く散歩に連れてって」などのメッセージなのです。

一説には飼い主と犬の関係は、食べ物を介した親子のようなもので、この習慣が続いているから、大人になっても母犬に甘えるような行動になるともいわれています。

犬が仮病を使う理由

愛犬がさっきまで普通に歩いていたのに、急に足を引きずり出したので、動物病院に連れて行ったらなんともなかった。という話はよく聞きます。

また、病気だった犬を室内に入れて看病したら、治ってからも病気のような振りをしたなどの経験はないでしょうか?

犬が「仮病」を使う事は今では定説になっています。

つまり、病気の振りをすれば「愛情をたっぷり注いでもらえる」「また室内に入れてもらえる」そんな思いからの行為だと言われています。

愛情確認をする理由

もう十分に遊んだはずなのに、またボールをくわえてきて続きを要求する。さらにほかのおもちゃを持って来ては、遊びを催促する。こんな経験はありませんか?

実はこれには別な意味がありました。遊んで欲しいのではなく、飼い主の愛情を確かめるための行為です。

もしかして、先ほど少しいい加減に遊んではいなかったでしょうか?犬は同じ遊びをしていても、飼い主の真剣さに気が付きます。

また、最近愛犬の世話や散歩に手抜きはありませんか?「大事にされていない」という不安な気持ちが「もっと遊びたい要求」となって表れているのです。

時には散歩の時間を長くしてコースを変えてみるとか、いつも以上に集中して遊んであげるとか、愛犬がダイレクトに愛情を感じる時間を増やしてあげることで、不安もきっと解消されるはずです。

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