目次
太る理由はおやつ?
上目使いで飼い主を見る目・・・。
かわいいからついついおやつをあげてしまう・・・。
それを家族全員でしていると・・・。
立派に育ちます!!
かわいいから仕方がないと全ての飼い主が思っていると思います。
それでも限度があり、大切な愛犬の健康のためには心を鬼にしなければいけない時もあります。
人間の健康診断でほとんどの人が「痩せましょう」と言われると思います。若い時は何をしなくても健康の塊だったあなた自身が、中年になると体が悲鳴をあげています。
それはワンコも同じで、若い時は同じ量を食べていても太らなかったのに、年をとると少しずつ 少しずつ太ってきます。
太ると人間と同じなので様々な病気や怪我のリスクに晒されます。
大切な愛犬を守るためにもダイエットを真面目に考えてみましょう。
三大栄養素と五大栄養素
体が必要としている栄誉分の中で特に重要なものを「3大栄養素」と言われています。
「炭水化物」
消化酵素により分解される「糖」や「でんぷん」と、分解されない「繊維質」に分けられます。エネルギーとして活用されるのはこのうち「糖」と「でんぷん」です。これらはすぐにブドウ糖に分解され、脂肪よりも早くエネルギーとして活用出来るという特徴を持っています。
脳や神経細胞はエネルギーとしてブドウ糖だけを利用するので、炭水化物は生命活動に必要となります。
「タンパク質」
主な働きは体を作ったり、維持したりする事です。大人になった動物でも体の組織は常に入れ替わっているため、タンパク質が十分にないと健康な体を維持する事は出来ません。酵素やホルモン、抗体などの原料にもなります。
「脂肪」
主な働きはエネルギーになることです。3大栄養素のなかでも1g当たりのエネルギー量が最も多く、少ない量で多くのエネルギーを得ることが出来ます。
必須脂肪酸の供給、体の構成成分としての機能、脂溶性ビタミンの吸収や運搬などの働きを持っています。
以上の「3大栄養素」にビタミンとミネラルを加えたものが「5大栄養素」と言われています。
「ビタミン」
食料品に含まれる微量栄養素で、体内の様々な代謝に役立ちます。水に溶けやすい「水溶性ビタミン」と、油脂に溶けやすい「脂溶性ビタミン」に分けられます。多くの種類がありますがほどんどが体内で生成出来ないため、食事で摂取する必要があります。
「ミネラル」
生体を構成する物質の1%以下しか占められていませんが、体の様々な機能を維持する上で重要な役割を果たしています。
比較的多くの量が必要とされる主要ミネラル(カルシウム、リン、カリウム、マグネシウム、ナトリウム)と、必要量は少なくても欠かすことが出来ない微量ミネラル(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素、セレン)があります。
人と犬は雑食動物で、猫は肉食動物
人間は脂肪14%、タンパク質18%、炭水化物68%
犬は脂肪15%、タンパク質25%、炭水化物60%
犬と似ているようで違う猫ですが、肉食なので少し違います。
猫は脂肪20%、タンパク質35%、炭水化物45%
人間と犬、猫ではそれぞれ動物種が違い、そのために必要な栄養素はそれぞれに異なります。
同じ動物でもライフステージによって必要な栄養素は違うので、その動物が必要とする栄養素を詳しく知り、体を健康に維持するために必要な栄養素がバランスよく含まれている食事を接種することが必要になります。
犬のダイエットに必要な事はたった2つ
人間と犬は必要な栄養素がかなり近いことが分かっていただけたと思います。犬の方が高タンパクな食事が必要ですが。
私自身、1年の半分はダイエット食事をしていて、夏には体脂肪率一桁にしています。冬はダイエット食事をしていないので夏と冬で最高16キロの差があります。毎年この様な生活をしていてダイエットに何が必要なのかを理解しています。
ダイエットと聞いて何を連想するでしょうか?普通の人は食事量を減らす事と思いますが、よほどの太っている人以外では正解ではありません。
食事量を減らすのではなく、食事内容を変えるのです。
ダイエットをするのに必要なことは「運動」と「食事」です。
誰もが理解していても、実現できる人はごく僅か。
運動をして筋肉量を増やし、基礎代謝の高い体を造りましょう。
食事は高タンパク低脂肪にします。
つまり、犬のダイエットにも「糖質オフダイエット」が有効なのです。
ライザップのCMなどで糖質ダイエットは有名になりましたが、人間だけでなく犬にも有効です。
犬の運動は何をすればいいのか?
普段の散歩はもちろん大切ですが、歩く程度ではダイエットにはあまり役に立ちません。
それは自分自身の体を見ればわかると思います。
やはり筋肉をつける運動が必要になり、ワンコにも筋肉をつけましょう。野山を好き勝手に走らせるのが一番ですが、住んでいる場所によっては難しいと思うのでドッグラン等で思いっきり走らせてあげましょう。できれば1週間に1~2回は行って欲しい所。
ちなみに我が家のミニチュアダックスのコタ君は、普段の散歩から近所の山を走っています。そして私がジョギングをする時も少しだけ一緒に走っています。
山登りに連れて行っているので普段からのトレーニングは欠かせません。
犬連れで山登りをしている人のインスタをよく見ますが、歳をとってもワンコが若々しく元気です。人間も一緒で、適度な運動をしていないと歳を取った時に差が出てきます。
我が家のコタ君は動物病院に行くと筋肉がすごいと褒められます。マッチョなワンコなのです。
犬の食事内容と食事量が最も大事
運動をしていない人や、運動が嫌いな人に運動をしろと言うのはハードルが高いのは理解しています。
ぶっちゃけ運動をしていてもそれ以上のカロリーを摂取していたら太るので、一番大切な事は食事内容と食事量です。
私自身も一年を通して筋トレや運動をしていますが、ダイエット食事をやめる秋から冬にかけては甘い物や炭水化物を遠慮なしに食べます。そうするともちろん太ります。
運動量を増やせば違うのでしょうが、自分の納得する程度しかやりません。だから夏と冬で最高16キロほど体重変化があります。
食事量の計算式はあるのですが、犬の種類や年齢、運動量によっても違ってきます。人間と同じで計算通りにはいかないと思ってください。
見た目が極端に太ってないようであればOK!と軽く思う程度にしておきましょう。
ペットフードの種類と選び方
今回はダイエットに焦点を当てているので、どのようなペットフードを選べばいいのか?って事になると思います。
原材料名の所を確認してみてください。使用量の多い順に表示されているので「穀類」(小麦粉、トウモロコシ、パン粉、小麦グルテン)が一番最初になっているペットフードは止めておきましょう。
安いペットフードはほとんどが穀類をメインに使用されています。つまり炭水化物メインの食事と言う訳です。健康には問題ないのですが、糖質を多く使用しているのでダイエットには向いていません。
選ぶペットフードは「グレインフリー」の表示がある物にしておきましょう。
「グレインフリー」は穀物を使用しないで作られたドッグフードの事です。一般的にはプレミアムフードと呼ばれる物です。
犬のダイエットに便利な総合栄養食やおやつ
グレインフリー・チキン生肉とサーモンをたっぷり使用!プレミアムドッグフード『モグワン』
ヒューマングレードの肉や魚を使用しているので安全安心。グレインフリーかつ高タンパクな食事なのでダイエットに役立ちます。今まで食べていたペットフードをこれに変えるだけで、かなりダイエットに役立つので試してみてください。
こちらもヒューマングレードの原材料を使い、グレインフリーで高タンパクなペットフードです。ダイエットに役立つので試して欲しいペットフードです。
おやつには炭水化物を含まれていない、ジャーキー等がおすすめです。人間のダイエットにもジャーキーは優秀ですよ。
犬が太る本当の理由と原因は?
色々と説明してきましたが、私が言いたいことは一つです。
病気とか薬を飲んでいるとかを別にして、元気なワンコという条件ですが太る理由と原因は何だと思いますか?
100%飼い主が原因です!!
運動をさせることも正しい食事を与えることも飼い主次第なので、愛犬の健康のためにも心を鬼にして必要なことはさせましょう。
愛犬の上目遣いに負けてはいけません。
ダイエットに成功したら
人間でもそうですが、目標体重に達したらダイエット終了です。
紹介したペットフードは健康やダイエットには最適ですが、やはり値段が高いです。原材料が穀類の安いペットフードに比べると数倍~数十倍の金額がします。
愛犬の健康状態を見ながら、適度にダイエット食事期間を作っていきましょう。
2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかに関心が高まっています。
健康寿命とは、心身ともに自立し健康的に生活できる期間の事で人間だけでなく、愛犬も同じだと思っています。
愛犬の健康寿命を伸ばして楽しく一緒に暮らしましょう。
1.ペットフードの名称
ペットフードの商品名を記載し、かつ商品名とは別に犬用か猫用の別がわかるように表示する。
2.賞味期限
指定された保存条件で、未開封のままで保管した場合の栄養価や風味の保証できる期間を表示する。
3.原材料名
使用したすべての原材料名や添加物名が書かれています。原材料を使用量の多い順に表示する。
4.原産国名
フードの最終加工が行われた国名を表示する。
5.事業者名及び住所
事業者の種別(製造業者、輸入業者、販売業者)と名称または氏名・住所を表示する。
6.内容量
製品の正味量をg(グラム)、kg(キログラム)、ml(ミリリットル)、L(リットル)や本数、個数、枚数のいずれかで表示する。
7.ペットフードの目的
総合栄養食、間食(おやつまたはスナック)、療法食、その他の目的食のいずれかで表示する。総合栄養食の場合、ライフステージを栄養要求寮の高い順に1.妊娠期・授乳期、2.幼犬期・成長期、3.成犬期・維持期またはメンテナンス、4.全成長段階またはオールステージのいずれかで表示する。
8.給与法
1日に与える量や回数などを表記する。総合栄養食の場合はペットの成長段階、体重に応じた与える量や回数。間食については栄養に偏りが生じないように与えることが出来る限度量など。
9.成分
タンパク質、脂肪など主な栄養素や水分の重量比を表記しています。カロリー表示もされています。