竹原~蒲刈~大崎下島へ犬連れおでかけ観光旅行 ペットと食事が出来る店




かつて毒ガス製造をしていた「大久野島」は今はウサギ島となっている

ウサギの楽園となっている大久野島は、愛媛県今治市大三島町からと広島県三原市須波港、広島県竹原市忠海港からフェリーで行くことが出来ます。

ここは広島県竹原市にある忠海港の前にある「うさぎの想い出」という店で、うさぎの餌から大久野島までのフェリーチケットの販売しています。

うさぎを見に行くわけではなく、戦争遺跡が多くあることも有名なので一度見てみたいと思ったので行くことにしました。


近くに無料駐車場があるので利用しましょう。そして看板等を注意深く確認したのですが、犬については明記されていませんでした。

うさぎの想い出内部にある販売機でチケットを買おうとして、「車をフェリーに乗せる場合は係員に連絡が必要」との事だったので係の人と話していると色々な事が判明しました。


1.車は島内では走行させては行けない(全て歩きだそうです)

2.犬は島内には行けない

島内は周囲4キロ程度なので歩いて行動しなければいけませんでした。それならフェリーに車を乗せる必要はないなと思っていたら、犬は連れていけないと言われちょっとショック・・・。

看板等に何も書いていないので問題ないのかと思っていました。

ウサギを見たい訳ではないのだよ・・・。


旧日本陸軍は1927年、毒ガス製造工場を建設するためにこの島を管理下においています。工場が稼働した1929年から1945年までの間、何種類かの毒ガスが製造されています。毒ガス製造は軍事機密だったため当時の地図からは「大久野島」の文字が消されています。

キャンプ場や休暇村もあり、テレビや雑誌でも見ることがあり小さいながら人気の島となっています。


竹原市の「たけはら町並み保存地区」は歴史が残る町

竹原町並み保存地区にも無料駐車場があるのですが、道の駅たけはらの無料駐車場に停めたほうが便利かな?


道の駅に売っていた「鯛めし」「おはぎ」を食べてみたのですが、鯛めしは冷たいとイマイチです。おはぎはアンコが少なくこれまたイマイチでした。


テレビで放送されたとあったので購入してみた「竹原たけのこの郷」。たけのこを煮詰めてチョコレートをティップしてあるのですが、不思議食感でこれまたイマイチだった。


NHKの連続テレビ小説「マッサン」の主人公、ニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝の出身地ということで竹鶴という名前が多く使われています。


頼山陽の銅像が入口にあります。文化文政の江戸時代に活躍した儒学者です。著作として「日本外史」「日本政記」が有名。


たけはら観光コースの入口。歴史ある町並みが美しい場所です。残そうと努力しないと建物は残りません。

asoview!遊び予約・レジャーチケット購入サイト ⬅で利用できる体験。「陶工房 風土」では初心者から気軽に陶芸体験が楽しめます。粘土遊びのように器を作る手びねり陶芸で、世界に一つだけの器を作りましょう。


色々な店があるのですが、平日だと休みが多いので土日祝日に来たほうがいいのかも。

店が閉まっていると活気もなく、魅力が半減します。


森川邸。入館料400円。もと塩田地帯に総石垣で敷地を造成し、沼隈(広島県福山市)から明治前期の富豪山路家の母屋を移築し改造した後に母屋とし、その背後に座敷を新築して大正初期に完成した家です。


小笹屋 竹鶴酒造の前。ニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝の生家でもあります。


NIPPONIA HOTEL。古民家と思ったらホテルのようです。ランチだけでも利用できるようなので古民家が気になる人は行ってみてください。

このご時世でなければ外国人が喜んで宿泊してたと思います。

NIPPONIA HOTELとは、町に点在する歴史的建造物をリノベーションし、プロのホテルパーソンがサービスを提供する古民家ホテルです。

古民家の趣を残しつつ、現代的な快適さを取り入れた施設、地域ごとの豊かな食材をふんだんに使用した美食体験、地域に精通したコンシェルジュによる上質なサービスをお届けします。

NIPPONIA  より引用

ここはペット不可なのですが、他県にある系列ホテルはペットOKな宿泊施設があります。


思っていたより保存地区は広く、情緒あふれる場所です。全国に〇〇の小京都はよく見るのですが、道路も広くキレイに整備されています。

知名度的にマイナーなのかもしれませんが、高速道路から遠いなど交通の便が悪いから来ることが難しいのかも。



竹鶴政孝とリタの銅像。


竹原市歴史民俗資料館。入館料200円。1階の見えている部分は無料です。


犬と一緒に食事が出来る店「竹の茶屋 いっぷく」

竹原町並み保存地区の北にあるお店。

山口県の名物である「瓦そば」。熱した瓦の上に茶そばと各種具をのせ、めんつゆで食べる料理なのですが、ここの人気メニューのようです。歴史がある町なので何か繋がりがあるのでしょうか?

写真にある半外の席は犬同伴OKな場所です。11時オープンなのですが、開店前なので食べれませんでした。


小芝島(ハート島)展望地の横は小鳥の楽園だった

近くに何か面白いものでもないかなーと探していたら見つけた場所。大芝島から見る小芝島がハートに見える・・・。ハートだね。


それよりも気になったのは展望地の横にある河津桜が見事でした。この日は2月24日なのですが、まだ蕾の木もあったのでこれから見頃になるのだろうと思います。

多分「メジロ」だと思うのですが、小鳥がいっぱいいて微笑ましい光景でした。写真には写していませんが、巨大なレンズを持ったカメラマンが20人近く河津桜とメジロを激写していました。


武智丸は謎のコンクリート船

コンクリート船?という不思議な響き。ただのモニュメントかと思ったら実際に使われていた事にも驚きです。

武智丸 排水量2300t 船長64m 船幅10m 建造昭和19年5月

第一武智丸が国道側で第二武智丸が沖側に据え付けてあります。


コンクリートはクラックが入るので、船?コンクリートで船?沈むよね?と頭には疑問しか浮かばない武智丸の謎。

鉄の比重が7.85、コンクリートの比重が2.3なので、鉄の船より軽いからいけるのか?


建造の経緯は第二次世界大戦での鋼材不足を補うために海軍がコンクリート船を設計、高砂市の塩田跡地の造船所にて建造されました。

武智丸は昭和19年から20年にかけて4隻建造、3隻就航し瀬戸内海を始め南方にも航海したと言われています。


現在ここに置いてある理由ですが、昭和22年当時は安浦漁港には防波堤がなく台風の都度漁船に被害が発生するので、当時の漁業協同組合により武智丸が防波堤として据え付ける事に決定したそうです。

海底を掘って深くし、置換砂を敷き均しコンクリート船を沈没して、周辺に船体安定用の捨石が施されています。


船の上から見ていたのですが、コンクリートなのにクラックがあまりなく、建造後75年以上経っているのは信じられないレベルです。

陸にある構造物の方がよっぽど劣化しているので、何か理由があるのでしょうか?元建築の現場監督だった私としては不思議な光景なのです。


近くはよく通るのですが、すぐ側にこんな珍しいコンクリート船があるとは知りませんでした。


下蒲刈島はユネスコ記憶遺産に登録されている場所あり

下蒲刈島に車で入るには安芸灘大橋有料道路を通る必要があり、普通車で片道730円、軽自動車で片道570円必要です。ETCはないので現金か回数券が必要。

帰りは所定の店で1000円以上の買い物したレシートと、安芸灘大橋有料道路を現金で払った場合に貰える領収書を交付施設に行くと、無料で回数通行券に交換してもらえます。

つまり帰りの橋の通行料は無料になります。


白崎園にあるこの不思議なモニュメントは陶芸家今井眞正氏の作品で、2本の塔は男性と女性で生命が強く空に向かって伸びていく様子を表現しているそうです。


白崎園にはトイレや散歩コースもあるのでのんびり出来ますよ。


白崎園から少し進むと大津泊庭園があります。無料駐車場もあり展望台や池、少しの遊具があるので小さな子供連れでもボール遊びとか出来そうです。


安芸灘大橋有料道路が遠くに見えますが、牡蠣の養殖をしている場所でもあります。


下蒲刈島市民センターの横に無料駐車場があるので、周囲を散歩出来ます。三之瀬御本陣芸術文化館、蘭島閣美術館、松濤園、昆虫の家・頑愚庵など見どころはあるのですが、平日だと休みの場所が多いです。

ユネスコ記憶遺産に登録されたとパネルがありました。多分、犬連れだと入れないと思うのですが。


近くにある大平山展望公園まできました。下蒲刈島は狭いので島1周もすぐだと思います。


遊歩道があり、散歩にもいいかも。

瀬戸内海を一望できる場所が多いので、適当に色々な場所をドライブするのも楽しいです。


上蒲刈島の「であいの館」でお買い物

であいの館。道の駅みたいなものですが、ここでのレシートは帰りの橋代を無料にするのに必要です。

2021年2月現在、下蒲刈島~上蒲刈島~大崎下島~大崎上島にはコンビニがありません。

飲み物やオヤツを買う場合は上手に利用しましょう。


であいの館の海側には瀬戸内海の景色が広がります。


大崎下島には江戸時代の港町が残っている

大崎下島に入ってすぐに日本一のジャングルジム架橋記念公園があります。

テレビで何度が見た事があるのですが、見た感想は「思ったより小さい」でした。

本当に日本一?


御手洗の町並みは国指定重要伝統的建造物群保存地区になっています。江戸時代の中継貿易港として発展し、その当時の建物も多く残っています。


町の入口に無料駐車場の「御手洗駐車場」があるのでそこを利用しましょう。


寛文6年(1666)に御手洗の町づくりが始まり、文化3年(1806)には伊能忠敬が御手洗を測量しています。

文政9年(1826)にはシーボルトが立ち寄ったり、嘉永3年(1853)には吉田松陰が立ち寄っています。元治1年(1864)には三条実美が立ち寄ったりと船の航路には重要な場所だったと思われます。


史跡も多く残っています。陸路では不便な場所なのですが、海路では重要だったのでしょう。


御手洗昭和館。中には駄菓子等も売っていました。

平日に来ると人が少なくていいのですが、店が閉まっているのが難点・・・。


大正から昭和初期のレトロな雰囲気も残っており、見たことないけど懐かしい様な感覚を覚えます。

今現在では車がないと不便な場所だと思うのですが、あまり有名ではないのかな?

道の途中にあれば立ち寄ったり出来ると思うのですが、大崎下島はここに行こうと思わないと行けない場所なので若干ハードルが高めかも。


県指定重要文化財の住吉神社の隣りにある「高どうろう」。

広島県福山市鞆の浦にあるものとそっくりです。

帰りは東隣の岡村島へ行きフェリーで愛媛県今治市の大三島まで行き、しまなみ海道経由で家に帰りました。御手洗の町並みに行くにはしまなみ海道から行くというルートも便利かも。


犬連れペット連れで食事(ランチ・カフェ)が出来る店

カフェ・喫茶のお店です。テラス席がペット可。ドッグランもありBBQも出来る店。


ドッグランがあるレストラン。テラス席や店内も一部ワンコ連れOK。隣にはいちご狩りが出来る施設もあります。


犬連れペット連れで宿泊できるホテル

リブマックスグループはビジネスホテルですが、犬連れで宿泊出来ます。料金もかなり安いので犬連れ旅行では助かります。他の場所の旅行でも積極的に利用したいホテルです。


まとめ

竹原市にある「たけはら町並み保存地区」と呉市の「御手洗の町並み」。新たには作ることが出来ない昔ながらの日本の風景です。

若い頃には興味なかったけど、歳を取ると日本ならではのものが大切に思えてきます。DNAがそう思わせているのでしょうか?

蒲刈島や大崎下島などはコンビニが一つもないので注意しましょう。





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