犬がマダニに噛まれたら?予防と取り方 薬で対策が必要な時期は?マダニはどこにいるの?




ジャスティン・ビーバーやアヴリル・ラヴィーンがかかったライム病とはマダニから感染します。

ではマダニは何処にいるのか?になるのですが、どこにでもいます。

我が家のアイドル小太郎さんがマダニと戦います!

どうも、海と山が似合うイケメン小太郎です。

そしてマダニにも大人気な男です。

山に登るとファン(マダニ)がまとわりついて大迷惑です。

この間は300匹以上のファンにまとわりつかれてひどい目に逢いました。

これが人気者の宿命・・・。


犬と散歩しているとマダニが付くのが心配って人も多いと思います。

私もコタ君と山を登っていて、初めてコタ君の体に付いたマダニを見た時にびっくりしました。

すぐにスマホで検索して、何をした方がいいのかを調べました。それからもう数年、すっかりマダニハンターとして活躍しています。


まず大事なのは予防です

動物病院でもらった事もあると思いますが、投与タイプの

「フロントラインプラス」

猪ハンターの猟犬にも使われている前からあるタイプです。



最近は色んな症状に聞く飲み薬タイプが便利です。

「ネクスガードスペクトラ」

ノミ、マダニ、フィラリア、犬回虫、犬鉤虫、犬糞虫など。

コタ君用飲み薬です。ネクスガードスペクトラはどうも嫌いなので小さい錠剤をさらに小さくして、手渡しじゃないと食べてくれません。


マダニの活動時期は?

マダニは3~4月頃から増加しはじめ、10~11月頃が本格的な活動期となります。場所によっては12月に見た事もあり、1月や2月にも見た事があります。

つまり1年中マダニはいると思っていいでしょう。これは私が普段から山で散歩しているから遭遇率が高いのも理由です。


マダニの生息地は?

マダニの生息地は大都市以外の公園、農道、散歩道、家の庭など野生動物がいればほぼ100%いると思って下さい。

いないと思っている人は知らないだけか、見つけられないだけです。意識して探そうとしないと見つけられません。

山にはもちろん多いのですが、標高1000mを越えるとかなり減る実感があります。食料が少ないので、野生動物が少ないからだと思います。


マダニ用の薬があれば問題なし?

薬を飲んだ(投与した)から、これで大丈夫だと思ったあなた!!

それは大間違いです!!!

「フロントラインプラス」でノミを24時間以内、マダニで48時間以内にほぼ100%駆除しますと明記してあります。

「ネクスガードスペクトラ」でノミを6時間以内、マダニで24時間以内にほぼ100%駆除しますと明記してあります。


じゃあ、その間はどうなるのですか?

あなたの可愛いワンコの体に、マダニが徘徊しているのです!

じゃあどうすればいいんだよ!思ったあなた!

その答えをお教えしましょう。

ずばり・・・・・・



それは・・・・・



まさかの・・・・








根性で探して、取るのみ!!!


マダニを取る方法は?

経験者は語る。

マダニは一生の間に最大で4回しか吸血しません(1回が長いけど)。

だから体に付いてすぐに吸血をする訳ではないのです。マダニの幼虫は0.7ミリぐらいで、ブラッシングした程度では取れません。毛の上ならともかく、皮膚の上を彷徨っているマダニはブラッシングでは取れません。


マダニが犬の体に付いたら、最初は毛の上を高速で歩きまわっています。その次に皮膚の上を彷徨っています。

なので毛の上を歩いている時に取ってしまいましょう。皮膚の上まで潜られると取るのが大変なのでオススメしません。


どうやって取るのかですが、普通に手でつまむのです。甲虫みたいにマダニの体は硬いので潰す心配は無用です。さっさと取って処分しましょう。

時間がかかり毛の中に潜ってしまった場合や、家でとる場合は毛をかき分けて、ピンセットや毛抜き等でゲットしましょう。毛が長いワンコはかなり難しいと思います。皮膚に噛みついている場合は、すぐに動物病院に行きましょう。


実際に捕獲しようとするとびっくりすると思うのですが、マダニのスピードが半端ないです。

動物から出る二酸化炭素や匂いなどに反応してスピードアップするデンジャーな生き物なのです。それと短い距離ですがジャンプするので、手のひらから消える事があるなど謎多き生き物なのです。


我が家のコタ君は、マダニを取りやすくする為に年2回毛を短くします。マダニの身体は固いので、少々つまんだ程度では潰れません。指でつまんで、ギュッと圧をかけても平気なタフな奴です。

本気で潰してやろうと握ったことがあるのですが、潰れませんでした(何して遊んでんの?と言われそうですが)。マダニの体が平たいので余計に潰れません。



川で遊んでいるだけでファンに囲まれる事も・・・


それともう一つ方法があります。

それはワンコを風呂(水)に漬ける!です。これはハンターから聞いたのですが、風呂に漬けるとマダニが窒息して死ぬらしいです。顔や頭に付いたマダニには効かないけどね。

ワンコの体を洗うと同じ様な効果が得られるので、マダニの動きが鈍くなります(水なのか薬のせいなのか不明ですが)。


過去最高のマダニ捕獲体験記

日本百名山レベルの手入れがされた山では、ほぼマダニは付きません。登山道の草刈り等の手入れと人が通るので野生動物が近寄らないせいだと思います。

手入れがされていても、標高が低い山は1~10匹程度付く事があります。体感的に標高が低い山を登った時の方がマダニがよく付いています。


実際にあったマダニ捕獲体験です。


標高500メートル程度の、その地元では割と有名な山でした。登山道は草刈もしてあり、道幅もわりと広めでした。

9月中旬でも木陰があると割と涼しいので、サクサク登れます。


40分程度で頂上に着き、昼食を食べようとベンチに座りました。コタ君は喜んでテーブルに飛び乗り「飯!飯!飯!」コールです。

テーブルに乗ったコタ君は私の目線の前になるので、何気なく体を見ると小さな蜘蛛の様な物がいっぱい動いていたのです。


ファンの総本山。こんな所でもファンは隠れています。



マダニだ!すぐに理解した私は食欲もなくなり、マダニを捕まえ始めました。ものすごい数がいて、片手で連続3匹取れるほどの異常繁殖状態です。

マダニは動物の身体に付くと、移動スピードがかなり速くなります。その場で軽く30匹を取ったのですが、これはヤバいと思い逃げるように下山をしました。


その後は車の中で2時間ほどかけてマダニを200匹近く取っています。取っても取っても湧いてくる不思議さでした。

ふと腕が痒くなったので何気なく見ると、私の腕でマダニ君が散歩をしている途中でした。

蚊が皮膚にとまったのを認識できる敏感さなら、マダニが体に付いても違和感を感じる事が出来ます。


その後1時間半かけて家に帰り、すぐに念入りにコタ君を洗いました。

これで全滅しただろうと安心していたのですが、一応身体をチェックしてみるとまだいるみたいでした。

その時には薬が効いているのか、水で窒息したのかわかりませんが、動きが鈍く半分死んでいるような状態でした。


妻にも手伝ってもらい、二人で1時間かけてさらに100匹程度ゲットです。その後、また念入りに洗いました(コタ君は洗われるのが嫌いです)。

ガムテープに取ったマダニを並べていったので、マダニ祭り状態です。妻にコタ君がかわいそうと説教をくらって、散々な日となりました。


今までにマダニがこんなに付いた事がなかったので、取るのにかなり苦労しました。

推測ですが、卵から孵化直後だったのかもしれません。卵から出たばかりなので、一カ所に集中していた所をコタ君が通りかかったのだと思います。違うかな?

マダニを合計300匹以上取る事なんてそうそうないと思いますが。


ワンコの身体をよく見る事が大事だと思います。マダニの為だけではなく、健康管理・体調管理も必要なので。マダニ取りに慣れると、数m先を歩いているワンコの体の上のマダニがすぐに分かるようになります。

ゴミの様なものが動いているのですぐに気づきます。


最後に

あなたの近所の公園の草むらにもマダニはいます。ワンコに付くという事は・・・もちろん人間にも付きます。みなさん気付いていないだけです。

自分自身の身体もよくチェックしてください。

マダニを見つけたらすぐに取れば怖がる必要はありませんが、気づかない時もあるので予防は必要です。





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です